日本人が忘れかけていた精神「もったいない(MOTTAINAI)」の本当の意味は何か?
「もったいない」を辞書で調べると、まだ(他に)役立つのに無駄にされて惜しい。とあります。
15年前、国連平和大使だったアフリカのケニア人 ワンガリ・マータイさんが、TVに登場して「もったいない(MOTTAINAI)」と発言され、3Rを提唱されました。
3Rは私たちの仕事の原点です。
広島では、昨年の水害の復旧が追い付かず、民間での廃棄物の処理費用が前年の2倍に達しようとしています。
ゴミの処理費用1㎥あたり1万円に近づいています。
特に家具の処理費用が高騰し、タンス1棹1万円近くになり、昨年の2.5倍に跳ね上がっている現状です。
空き家片付けをしていますと、まだ使える物はたくさんあります。
仕分け・分類の制度を上げることで、Reduce(ゴミ削減)は20%→30%は可能です。
紙類と衣類は、今でもRecycle(再資源)可能だし、金属類もキッチリ処理すればReduce(ゴミ削減)の20%は達成できています。
さらにゴミ削減を10%あげ30%にするために、この度33㎡(10坪)を2Fへ増床工事を行いました。(リユースショップやりくりじょうず内)
名付けて「売価0円(無料)コーナー」です。
1人で持ち運べる物(小型家電・小型家具・雑貨・寝具・衣類・収納ケース等)すべて「無料」で提供していきます。
もちろんお客様からの持込みにも無償引き取り対応させていただきます。
「もったいない」のコーナー化です。
Reuse(再利用)に対応した広島県初の試みになるのではと期待しております。
特にPSEマーク(電気用品安全法)のない小型家電は店舗では販売できませんが、ご家庭で使用することは可能です。
「売価0円(無料)」であれば、何も問題は発生しないと考えます。
特に「メイドインジャパン」の古い小型家電は、丈夫で長持ちします。(’80年代の小型家電は特に長持ち)
ただし、このコーナーは「NO!クレーム」「NO!リターン」の自己責任でと考えております。
「売価0円(無料)」コーナーは、当社の売り上げには貢献しませんが、日本人の忘れていた「もったいない」の心で、少しでも地域への恩返しができたら良いと思っております。
最後に本当に暑い中、このコーナーを完成させてくださった二十数年のお付き合いのある安佐南区の伊東工務店さんに感謝いたします。
令和元年8月6日(本日、広島原爆の日)
広島県初の遺品整理士(全国では2番目)
伊達憲司