エッセイ

【固定資産税】

【固定資産税の支払い】

空き家の片付けが終わりました。 きれいに片付いた家を見てご依頼者様には大変喜んでいただきました。私どもとしてもうれしい限りです。
今回、この家は売却するそうです。

固定資産税がかかるので少しでも早く処分したいとのこと。
固定資産税の金額って色々な条件があるようでなかなか理解しづらいですが、1つわかったのは支払い義務がいつの時点で替わるかということでした。

納税者は毎年1月1日現在で固定資産を所有している人(登記簿に登記されている人や課税台帳に登録されている人)になります。
例えば、今年の内に売買して固定資産の実際の所有者が新所有者に変わっていても、翌年の1月1日現在、まだ登記簿の名義変更手続が完了していない場合は、旧所有者が納税義務者となります。
つまり、今年中に売却してすべて処理が終われば良いのですが、年が変わると支払い義務があるんです。注意しないといけませんね。

【固定資産税の金額が6倍になるかも?!】
以前は、土地だけの状態と家屋が建っている状態では固定資産税の金額が違っていました。 家屋があると軽減措置で本来の納税金額の6分の1に軽減されていたのです。
これが、空き家対策特別措置法が施行されてからは替わってしまいました。
「特定空家」というものです。
家屋が建っていても空き家状態の場合、自治体によって倒壊などの危険性や衛生上問題のある空き家と判断されてしまうと、「特定空家」として認定され、固定資産税の軽減措置(住宅用特例)の対象外となり、たとえ建物が立っていたとしても更地同然の課税になり、土地の固定資産税が6倍に増加してしまいます。

【ひろしま空き家の窓口】
広島県には空き家所有者からの無料相談を受け付ける【ひろしま空き家の窓口】というものがありました。 他県にも同じようなものがあるようです。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/akiya/
「公益社団法人広島県宅地建物取引業協会」や「公益社団法人全日本不動産協会広島県本部」と提携して空き家に関する色々な相談を受けつけいるそうです。
空き家に関することなら何でも相談にのってくれるようですので便利ですね。
私ども片付け専門「かたづけじょうず」では売買のご要望をお持ちの方に大手の不動産業者の紹介もできます。遠慮無くご相談下さい。