平成31年4月8日(月) 広島市安佐北区2LDKアパート2F

孤独死の遺品整理(片付け12.5万円、買取2.5万円)

埋蔵金発見!

本日発見分は、1万円札×8枚、5千円札×1枚、百円札×1枚

合計85,100円でした。

低い家具の上に置かれたお盆の下に、8万5千円が直においてありました。(へそくり?)

もちろんご遺族の方(今回は息子さん)にご返却いたしました。

大変ビックリされておりました。(もうないと思っていたそうです。)

孤独死

孤独死とは、内閣府の高齢社会白書によれば「誰にも看取られることなく息を引き取り、長い間放置されるような孤立死」とあります。

・核家族(一人住まい)の増加

・地域コミュニティ(近所づきあい)の希薄化

そうした高齢者が孤立しやすい今の社会の現状を、ひしひしと感じる本日の現場でした。

今回のケースの場合、2月15日~3月15日の間の音信不通期間の内、発見までの死亡推定期間は約1ケ月。

冬とはいえ、エアコンの暖房はスイッチONで常温状態だったと考えられます。

警察での検視も貴重品の回収も済まされているとのことでしたが、それでも埋蔵金(85000円発見→返却済み)は出てきます。

昨年同ケースの現場で、なにげなく畳の上に置かれたもみじ饅頭の空き箱から、290万円もの現金を発見したことを思い出しました。

今回の片付けのポイントは消臭と細菌による二次感染(C型肝炎やHIV)対策です。

専用のつなぎ服(フード付き)で臨みました。

作業後は、専用の洗濯機で消臭・細菌・洗浄の配慮も必要です。

体液や血液が付着している可能性があるものは、専用袋に入れて、可燃ごみ処理をしました。

燃焼によって物質が酸化するので、臭いは残りません。

(臭いの元は酸化させれば良いのです)

部屋内の消臭も同じことです。

孤独死の現場に立つと、いつも思うことがあります。

  1. 命の尊さ
  2. 生きることの大切さ
  3. 人生そのもの

これらのことを深く考える作業で臨めば、次につながる何かが見えるような気がします。

(次に何をしなければいけないか? 何が大切か? 等々)

今回亡くなった方は、私と同世代の方。

その人が生きた証、その人が大切にしていたものは何か?

その人が大切にしていた物を、引き続き大切に扱っていただける人に引き続く、という「架け橋」の役割と果たしたと思います。

こんな物買取します。

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工具や釣り具も、年金生活の方々には楽しみに買っていただけます。

 

本日のブログも広島県初の遺品整理士(だて犬)が書かせていただきました。

「物」を通して、これからの「架け橋」の役割を果たしたいと考えております。

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