一人住まいのお母様がご高齢になり、施設にご入居することになったため、関西へ単身赴任中の息子様からのご依頼でした。
今回はこちらの事例を紹介させていただきます。
息子様の奥様が何度もご実家に通われ、丁寧に片付けられていたそうです。
作業前日の夜、NHK21:00~のドキュメントで、収納片付けのカリスマ「こんまり」こと近藤麻理恵さんの特集を放送していました。
番組の中で、2つの事が心に残りました。
1.こんまり流片付け 「ときめき」で選ぶ。触って感じる物と向き合う(捨てるか、残すか)
「ありがとう」と物に感謝して手放す。
2.過去にカタをつけて未来へ。大切なのは「今」
今回の生前整理の当初見積り時には、ご依頼者様も貴金属についてお困りになっていたようでした。
施設にご入居されたお母様はご高齢であまり外出される機会もなく、ご依頼者様の奥様も興味が薄く、手放されるかどうかはお母様のご意思にまかせる、との事でした。
後日、施工時にはお母様も「今までありがとう」と言って「ときめき」とさよならして手放す決心をされたのでは、と思います。
「今」を大切に、息子夫婦の負担を少なくする方法として「売る」という選択をされたご決断にお答えできるよう、最大の買取見積りで臨みました。
リングとネックレスは、金やプラチナが使われており、これらのレアメタルは今、高値で推移しております。
10年前と比べても2~3倍高くなっていますので、今は手放すチャンスと思われます。
立会された奥様も、買取価格は5~6円と思われていたので、9万円という価格には大変喜んでおられました。
片づけ終了後には、1時間30分かけてサービスの簡単清掃を実施しました。
一生懸命清掃していますと、シロアリ被害が5ケ所見つかりました。
- 玄関の柱、壁、上り框(かまち)
- リビングの敷居、柱
- 奥のクローゼットの床、壁
- 風呂場入り口の柱
- 和室の畳
終了時に奥様にご報告いたしましたら、2.リビング敷居、柱には気が付いていたが1,3,4,5のこんなところまで?!とビックリされて「主人に報告します」と話しておりました。
「今」を大切にしたら、たとえサービスの簡単清掃でも、お客様への恩返しはいろんな方向へと発展していきます。
ここまでやるの~~?! (^^)