空き家は売れる?

令和元年

 7月に入って「空き家片付け」の中で、【売却できた空き家】と【なかなか売却できない空き家】の両方の片付けを体験させていただきました。

7/5(金)~6(土)の片付けの物件の場合、6/19(水)のお見積り時点では、まだ売却は決まっておりませんでしたが、その2~3日後には買主様が決まったそうです。

広島市安佐北区の古い団地の中にある一戸建てで、大手住宅メーカー(Sハウス)の中古住宅、ユニットバス・ウォッシュレットですぐにでも住める物件でした。

若いご家族がお買い上げになったそうです。(推定敷地60坪位1300万円)

片付けの施工時に、前の道路にまでのびた木の枝と、通路を塞いだ草は、清掃のついでに切っておきました。

 次の物件は、7/15(月)に施工した遺品整理です。

先程ご紹介した物件の向かいの団地に位置し、直線距離で約1km (推定敷地130坪1300万円)

昨年の12月より不動産屋さんに売却依頼をされたのですが、7ケ月経っても、問い合わせも見学者もない、と相談されたお客様はおっしゃっておられました。

確かに家屋は築50年、ですが庭は大変広く、約50坪ある畑の南の境には、みかんの木3本、柿の木3本、そしていちじくの木もあります。

相続されたご夫婦で、畑は定期的にお手入れがされており、そこで野菜づくりもされています。

駐車場も軽なら2台は駐車可能で、野菜づくりや果物づくりが楽しめる老後の家庭菜園には最適物件です。

母屋はリフォームではなく「リノベーション」すればきっとすばらしくなるのでは・・と思い、施工前日に「リノベーション」の得意な不動産屋さんにお会いして、事前学習を試みました。

「リノベーションとは手を加えてよくすること(修正・再生)

既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して、性能を向上させたり、付加価値を与えること

既存の住宅を住む人のライフスタイルや好みに合わせて作り替え、新たな価値を与える改修のこと

 今年2月に片付け施工した山口県周南市の古民家は、完全に「リノベーション」で再生し、天井の梁(はり)からのびたブランコ等、遊び心にあふれたお家によみがえり、今は若いご夫婦が賃貸物件として再生しております。

 4月にお見積りさせていただいた安芸高田市の古民家もリノベーションされ、九州からIターンされた方が広島県の住民になられたと聞いております。

広島県の空き家は15.9%(2018年度)約1/6。これは大きな社会問題です。

これからの人口減の中で「空き家」の増加は避けて通れない問題です。

遺品整理の仕事をしていると、相続されたお客様の一番のお困りごとは、空き家の場合の後処理だとつくづく感じます。

私たちができることは限られておりますが、お客様の「困った」にできる限り心を近づけることだと思います。

その為に法律改正(7月より大改正あり)の事も含めて、私たちもご協力できる体制を整えていく必要があります。

 本日7/17(水)、お店に相談に来られた遺品整理中のお客様に、今現在の「困った」や、これからの「困った」に対して、今回の法律改正を含めた参考資料をお渡しして、大変喜んでいただけました。

’参考文献’

おとなの週刊現代 980円
(左)Vol.1死後の手続きはこんなに大変です
(右)Vol.3 令和最初の「相続法改正」に対応した最新版 もっと知りたい死後の手続き
中古を買ってリノベーション 1300円
http://www.maedahousing.co.jp/

「✖の少なさより、1つの◎を選ぶべし」
(大変参考になりました!)

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