新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年元旦
株式会社ビーンズ広島 代表社員 伊達憲司
(やりくりじょうず、かたづけじょうず、ちゃりんこはうす)
令和2年の年次モットー
初心に帰って
「清く・正しく・美しく」に決定!
宝塚歌劇団のモットーでもある「清く・正しく・美しく」 何故この言葉を選んだか。
令和元年秋、我が社にとって平成6年の創業以来、最大の危機に接したからです。
店舗を借りている大家さんから「1億6千万円でこの店舗を買わないか?」と持ち掛けられました。(大家さんはこの物件を手放すとのこと)
土地(500坪)を担保に銀行から借り入れも考えてみましたが、35年後(私は103歳)とても生きてはいないし、後を引き継ぐ人にも負担はかかるし、他の場所を探す選択をしました。
「今の店舗の半分しかスペースがないけれど、(私たちの希望条件である)100坪程度の倉庫と100坪程度の店舗が併設された居ぬき物件がある」と、縁あって地元の地主さんからご紹介いただき、今はそちらへ店舗移転を計画しております。
移転時期は令和2年4月です。
この決断にあたり、一冊の本にめぐり逢いました。
その本が、丹羽宇一郎さんの「社長ってなんだ!(講談社刊)」でした。
伊藤忠商事の元社長のこの本の中での最大のポイントは「社長の最大の仕事は、最大の資産である人間をどのように生かし、動かし、活用するかだ」と述べておらます。
さらに「社員の雇用を守り、育成することが社長の務めである」そして、その前提が「清く・正しく・美しく」であったように思い、令和2年の我が社の第二の創業期にこのように決めました。
創業27年目に入り、我が社は世間からみれば非常識な戦略で乗り切ってまいりました。
その5例を挙げますと。
1.みんな平等 「さん付け」奨励
社長も対外的には「代表社員」、社内的には「ダテさん」
2.給料は現金払い(手渡し)
3.ボーナスは年24回(釣れた魚の現物支給)
(源泉徴収税額は発生しません)
4.定年制限はなし
(本人が定年だと思った時が定年)
5.店舗での値付けは「自分が買いたい」と思った値段
したがって、100円の次は300円、その次は500円、その次は1000円(税別)
1000円では高いと思ったら500円に。
500円では高いと思ったら300円に。
300円では高いと思ったら100円に。
100円では高いと思ったら「無料コーナー(令和元年新設)」に。
とても簡単なやり方です。(おかげで無料コーナーは大盛況!)
店舗での平均年齢は70歳。
最年長77歳、まだまだ元気で100歳まで働くかもしれません。
第二創業期の考え方の目玉は、2F売り場(25坪)に新設する「アンティーク・ギャラリー(入場料100円予定)」
またもや非常識売り場です。
品揃えは、100年以上前の人が生きていた証の美しいと感動した物「生活骨董」、そして30年~100年前の「なつかしい昭和レトロ」の2本立てで、インスタ映えするような物を「かたづけ」の仕事を通じ集めた品を陳列する計画です。
担当には、新入社員(20歳)を活用する予定です。
店舗での販売もしますが、ネットショップでの販売を計画しています。
今、当店の大人気「無料コーナー」は、今の2F(2等立地)から店頭(1等地)で展開を考えております。
新店舗の立地は3等立地で生活道路(4m)沿いです。
家賃も今の70万円/月から半分になるため、負担は少なくなり、気が楽になりました。
ただし、お客さんから「喜ばれる」ことを優先して、今から5年間つねに新しいことに挑戦し、後任者にバトンタッチしてゆきたいと思います。
(自分から立候補する社員が育つことを祈っています)
最後に本当の意味での「やりくりじょうず」「かたづけじょうず」をめざして、当社の社員に向けて道しるべと作りました。
(仕分け・分別の3段階活用法と名付けました)
新規の取り組みには、新入社員を担当に決め「給料」+「出来高(売り上げの10%)」を加算し、完成させてゆきます。
「出来高」しだいでは、令和元年11月には、社長より給料の多い社員も出現しております。
ちなみに社長の給料は50万円/月です。
もうすぐ年金支給(70歳か?)もありますので、今後の給料は20万円くらいになる予定です。
ですので、社員全員が社長の給料を上回ることが予想されます。
ボーナス回数も今の24回→53回/年となり、魚釣りの回数が増えることも考えられます。
13人の社員をはじめ、その家族33人とペット10匹の幸福度もアップする年となるよう願っております。
「清く・正しく・美しく」 をモットーに
3等立地での成功はなるか?
非常識な戦略にかかっています。
乞うご期待・・