平成31年4月9日(火) 広島県庄原市 一戸建て

昨年の母屋の片付けに続いて、今年は蔵の片付けのご依頼でした。

(今回片付け20万円、買取1万円)

本日の物件は、昨年四十九日法要後の母屋の片付け(3日間)に続いて、今年1周忌法要後の「蔵」の片付けでした。

一人住まいのお父様の孤独死でした。

幸いなことに冬場(2月)で、ヘルパーさんの訪問が早く、死後3日目に発見されたそうです。

東京在住の息子さんも再度広島においでになり、昨年できなかった「蔵」を片付ける決心をされたそうでした。

2tトラック2台、満車状態で作業は完了いたしました。

 「蔵」の中には、長持(ながもち)が6棹もあり、ご先祖さんの荷物がいっぱいでした。

古民具>長持(ながもち)は、和櫃(わびつ)の一種で、衣類や布団・調度品を入れておくもので、蓋つきの大きな木製の箱です。

両端に金具があり、棹を通して二人で担げる大箱です。

ドラマなどで見る大名行列を連想されるとよいでしょう。

昔は大家族で、法要や婚礼披露宴を自宅でやる習慣があり、長持の中には配膳用の調度品もたくさんありました。〇〇本家と書かれた外箱には、歴史を感じさせるものがありました。

実家から日本刀が出てきたら、どうする?

注)右の登録証写真は、このお宅から発見されたものではありません。参考写真です。

お客様の実家の蔵から、脇差が2刀が出てきました。

写真右のような登録証は見つかりません。

(1)管轄の警察署へ電話をし「発見届出済証」を発行してもらい、次に広島県教育委員会の「銃砲刀剣類登録審査会」の審査を受け、登録対象にする。(直接持込は×)

(2)持っていたくない場合は、まず管轄の警察署に電話をし、次の指示をあおぎ→無料の廃棄処理も可能です。

(3)鞘(さや)や柄(つか)鍔(つば)の部分を取り外して、持っておくこともできます。(刀の部分は返却)

(4)美術品や骨とう品として価値のある場合は、博物館や美術館、地元の資料館に寄付する選択肢もあります。この場合は広島県教育委員会に問い合わせることが必要です。

今回のお客様には、(2)の方法を提案させていただきました。親戚の方と相談してみます、とのお返事をいただきました。

 刀は先月も2刀でてきました。結構よく出てきます。

「登録証」がない場合、私たち「古物商」も取り扱うことができません。

右側の参考写真の登録証のあった刀は、砥ぎ代88,000円と書かれた書付も残っておりました。

今回見つかった脇差2刀は、どちらもサビておりました。

こんな物買取します。

蔵の中にあった古い調度品 まとめて買取1万円

平成31年4月8日(月) 広島市安佐北区2LDKアパート2F

孤独死の遺品整理(片付け12.5万円、買取2.5万円)

埋蔵金発見!

本日発見分は、1万円札×8枚、5千円札×1枚、百円札×1枚

合計85,100円でした。

低い家具の上に置かれたお盆の下に、8万5千円が直においてありました。(へそくり?)

もちろんご遺族の方(今回は息子さん)にご返却いたしました。

大変ビックリされておりました。(もうないと思っていたそうです。)

孤独死

孤独死とは、内閣府の高齢社会白書によれば「誰にも看取られることなく息を引き取り、長い間放置されるような孤立死」とあります。

・核家族(一人住まい)の増加

・地域コミュニティ(近所づきあい)の希薄化

そうした高齢者が孤立しやすい今の社会の現状を、ひしひしと感じる本日の現場でした。

今回のケースの場合、2月15日~3月15日の間の音信不通期間の内、発見までの死亡推定期間は約1ケ月。

冬とはいえ、エアコンの暖房はスイッチONで常温状態だったと考えられます。

警察での検視も貴重品の回収も済まされているとのことでしたが、それでも埋蔵金(85000円発見→返却済み)は出てきます。

昨年同ケースの現場で、なにげなく畳の上に置かれたもみじ饅頭の空き箱から、290万円もの現金を発見したことを思い出しました。

今回の片付けのポイントは消臭と細菌による二次感染(C型肝炎やHIV)対策です。

専用のつなぎ服(フード付き)で臨みました。

作業後は、専用の洗濯機で消臭・細菌・洗浄の配慮も必要です。

体液や血液が付着している可能性があるものは、専用袋に入れて、可燃ごみ処理をしました。

燃焼によって物質が酸化するので、臭いは残りません。

(臭いの元は酸化させれば良いのです)

部屋内の消臭も同じことです。

孤独死の現場に立つと、いつも思うことがあります。

  1. 命の尊さ
  2. 生きることの大切さ
  3. 人生そのもの

これらのことを深く考える作業で臨めば、次につながる何かが見えるような気がします。

(次に何をしなければいけないか? 何が大切か? 等々)

今回亡くなった方は、私と同世代の方。

その人が生きた証、その人が大切にしていたものは何か?

その人が大切にしていた物を、引き続き大切に扱っていただける人に引き続く、という「架け橋」の役割と果たしたと思います。

こんな物買取します。

買取価格 50円/枚
買取価格 50円/枚当店で108円(税込)で販売すれば、お客様に大変喜ばれます。

 

買取価格 5000円
工具や釣り具も、年金生活の方々には楽しみに買っていただけます。

 

本日のブログも広島県初の遺品整理士(だて犬)が書かせていただきました。

「物」を通して、これからの「架け橋」の役割を果たしたいと考えております。

平成31年4月2日(火)~3日(水) 広島市安佐南区

5DK一戸建ての生前整理(片付け24万円、買取1万円)

埋蔵金発見

本日は5千円×2枚、千円×5枚、+小銭がたくさん、約3万円発見。 返却袋に入れてお客様に返却いたしました。

お客様もビックリされてました。

紙幣は、寝室ベッドの下のカバンの底にあった財布から出てきました。

ご家族の方もチェックされたみたいでしたが、チャック部分が閉まっていたので、 再度開いてみると1万5千円のお札が出てきました。 (念には念を入れた結果です)

どのお宅の片付けをしてみても、埋蔵金より埋蔵「薬」の量には驚かされます。

未開封の袋に入った状態で、90Lいっぱい分の埋蔵「薬」を発見しました。

お金に換算すると、10万円を下ることはないと思います。

特に湿布薬は、お年寄りのご家庭では定番のように発見できます。

ここまでやるの~

初日のスタートは、2階の窓の外にあるスズメバチのチェックからです。

外のベランダに出るためには、窓を開けなければなりません。

フマキラーを用意してからよく観察してみると、働きバチの動きはありません。

昨年より留守(施設へ入居中)なので、夏の間にスズメバチが巣づくりしたと思われます。

スズメバチの働きバチは越冬しません。(女王蜂は除く)

冬の間に巣の撤去は必要です。撤去しなければ、この巣の近くに今年も新しく巣づくりが行われると考えられます。

(ちなみにミツバチは何年も越冬できるので要注意です)

-本日は注射針の処理について-

在宅医療の普及に伴い、糖尿病インスリン注射針がたくさんありました。

「在宅医療廃棄物」は、地方自治体にゴミとして捨てることは禁止されております。(環境省感染性廃棄物処理マニュアル等に基づき、これらは適正に処理されなければなりません。)

そのため、針付注射器等は病院等へ返却することが好ましいと思います。

 今回の場合は、生前整理なのでご家族の方が病院に返却されることで結着いたしました。

が以前行った遺品整理時には病院がわからず、蓋つきの堅牢な容器(密封した缶)で、許可を受けた廃棄業者による専用収集車で回収したので、コストも高くついた事を思い出しました。

(まとめ)針付の注射器等は、早めに病院等へ返却することをおすすめします。

整理収納アドバイザー2級認定講座 受講レポート

受講者:トシオ君プロフィール
  • 受講日時:平成31年3月24日(日) 10:00~17:20
  • 講  師:松本 文江先生(NPO法人ハウスキーピング協会認定講師)
  • 会  場:リファレンス広島小町ビル8F リビングカルチャー倶楽部
カリキュラム
  • 整理の効果について考える
  • 現状の整理のレベルを知る
  • モノの本質と人との関わりを考える
  • 整理を妨げる要因を知る
  • 整理収納スキル5つの鉄則
  • 覚えておきたい収納の原則
  • 整理収納の理論に基づいた実例

「整理収納はプロに頼む時代がくる」

最初に先生がおっしゃった言葉です。

昔、「引っ越し」は自分たちでしていたが、今は多くの方が引っ越し業者を利用している。とお話を続けられました。

確かに、引っ越しだけではなく「お掃除」や「家事代行」をプロに依頼される方も今では珍しくありません。

現在、整理収納アドバイザー有資格者数は12万人を超えているそうです。

社会的に認知度が向上しているこれからは、「整理収納」を業者に頼むなんて手抜きでは?贅沢では?といった感覚は薄れていき、まさに「プロに頼む時代がくる」と思いました。

「ビフォーアフターはムズカシイ」

【15分あったら片付けられる様にしておけばイイ】

(1) 収納が出来ていない (不必要なモノが必要なモノに埋もれている)

(2) 15分あったら片付けられる (不必要なモノが取り除かれている。モノの場所がわかる。)

(3)  目的など様々な理由で区別され使いやすい「理想」な状態

いきなり(1)→(3)はムリ、というお話がありました。

まず、不必要なモノを取り除き、(2)の状態にすること。そうすれば、ムリなく(3)にできるそうです。

(3)→(2)になってしまっても、戻しやすい。

「整理が出来ている利点」

整理が出来ていると、様々な利点があることを学びました。

中でも印象的だったのは、「訪問介護のヘルパーさん」のお話でした。

限られた時間の中で整理が、

  • 出来ていないと–モノ探しに追われ、ごはんを作っただけで終わり。。
  • 出来ていると—-ごはんも作れる!掃除もできる!

少子高齢化が進んでいる今、整理収納は必須だと感じています。

まとめ

「やりくりじょうず」へ「今、片づけしている最中なんです」と、買取品をお持ちくださる方も多く、学んだ事を生かしてそういったお客様にプラスになるよう、また職場環境の改善に役立てていきたいです。

平成31年3月22日(金)~26日(火) 広島市東区

昨年7月、大雨による災害後の空き家(8ケ月)の生前整理

(片付け64万円、買取3万円)

被災地問題

築100年以上の農家で母屋も大変大きく、納屋の2階にも住居(3部屋)があり、一昔前の大家族(4~5世代分)の荷物も残っておりました。

老夫婦2人分の荷物はすでに搬出されておりましたが、物量が多く、道路も狭く、作業5日間(延べ人数17人)を要しました。

大家族→核家族化への印象が残る物件でした。

本日は「空き家」に関する行政の補助の情報をお知らせします。

広島市のホームページで確認すると「広島市の空き家に関する補助金一覧は、登録されている補助金はありません。」と出ておりました。

念のため、他の市町村も調べてみましたら、今から4~5年前(平成26~27年頃)の多い時は、空き家の解体、リフォーム費用の1/2(上限100万円~150万円)の補助金が支給されていたようですが、今はどの市町村も1~2万円の少額補助金になっている傾向にあるようです。

今回のお客様は、災害危険区域に指定されたため、解体(平成31年3月末)されるようです。解体作業は広島市で実施とのことでした。

が、片付け等にかかる費用は、自分たちの負担とのことでした。

老夫婦2人だけの荷物を持ち出すのが精いっぱいで、大変苦労されたご様子でした。

仏壇供養

作業初日の仏壇の搬出時に、奥様の「ご先祖さん、ごめんなさい・・」という声が耳に残ってやみません。

たまたま当社とお取引のある仏壇屋さんが搬出されましたので「合同供養」ののち、処理されるので「安心」です。

合同供養費(2~3万円)がかかりますが、ご先祖さんはきっとご安心なさると思います。

ここまでやるの~

ご主人様の最後のお探し物のご依頼は、カープ選手のサイン色紙でした。
作業4日目、納屋の2階から見つかりました。
個人名も入っており、きっと思い入れの強いお品だったのでは・・。
昔の大型金庫の搬出には苦労しました。
400Kgはあったと思います。

ピアノはネズミの被害にあっていました。
トラックが入らないので、人力→軽トラ→大型トラックへと3段階リレーで搬出しました。
水害にあったトップカーや、田植え機も搬出しました。

こんな物、買取します

つぼ、飾り戸、らんま、絵画(買取1万円)
未使用ノタオルは、当店の売れ筋です。5枚セットで100円、即完売商品です。
(買取10円/枚)